追熟する果物・しない果物は?キウイ・バナナ・パイナップルの保存方法も確認
スーパーで果物を買ってきたら、とりあえず冷蔵庫へ。
私はキウイを買うと、いつもそのまま冷蔵庫に入れていました。一方、丸ごとのパイナップルは「少し置いたほうが甘くなるのかな」と、その日に食べなければ常温に置くことが多かったんです。
ところが調べてみると、果物によって扱い方はかなり違いました。
硬いキウイやバナナ、アボカドなどは常温で追熟できます。食べ頃になったら冷蔵庫へ移すと、熟しすぎるのを抑えやすくなります。
一方、パイナップルやいちご、ぶどう、すいかなどは、置いておけばバナナのように追熟する果物ではありません。
まずは、よく買う果物だけ簡単に整理してみます。
| 果物 | 買ったときの状態 | 保存の目安 |
|---|---|---|
| キウイ | まだ硬い | 常温で追熟 |
| バナナ | 青みがあり硬い | 常温で追熟 |
| アボカド | まだ硬い | 常温で追熟 |
| パイナップル | 丸ごと | 追熟を期待して長く置かない |
| いちご・ぶどう | 食べ頃 | 冷蔵して早めに食べる |
ポイントは、「果物は全部すぐ冷蔵庫」でも「常温に置けば甘くなる」でもないということ。
追熟する果物かどうか、そして買ったときにどのくらい熟しているかを見て決めると分かりやすくなります。
キウイは冷蔵庫にすぐ入れる?硬いなら常温で追熟
今回、私が一番「知らなかった」と思ったのがキウイです。
これまで私は、スーパーから帰ったらキウイをそのまま冷蔵庫に入れていました。
でも、買ったばかりのキウイがまだ硬いなら、すぐ冷やさず常温で追熟させることができます。
追熟が進むと果肉がやわらかくなり、香りや食べやすさも変わってきます。
買ってきたキウイを軽く触ってみて、まだかなり硬ければ常温で様子を見る。食べ頃になったら冷蔵庫に移します。
反対に、スーパーですでに十分やわらかくなっているものを、わざわざ何日も常温に置く必要はありません。
硬いキウイは常温で追熟。食べ頃になったら冷蔵。
私はこれを知って、「今まで硬いキウイまで全部すぐ冷蔵庫に入れていた!」と思いました。
追熟する果物は?バナナ・キウイ・アボカドなど
「追熟」とは、収穫したあとも熟していき、やわらかさや香りなどが変化して食べ頃に近づくことです。
身近なものでは、
・バナナ
・キウイ
・アボカド
・メロン
・西洋梨
・マンゴー
・桃
などがあります。
分かりやすいのはバナナです。
少し青くて硬いバナナを常温に置いておくと、黄色くなり、だんだんやわらかくなります。
アボカドも、買った日に切ったらまだカチカチだった、ということがありますよね。そんなときは冷蔵庫に入れる前に、まだ食べ頃になっていない可能性を考えてみます。
ただし、追熟する果物でもすでに十分熟しているなら、さらに常温に置き続ける必要はありません。
「追熟する果物だから常温」と一律に決めるのではなく、まず今の状態を見ることがポイントです。
キウイを早く追熟させたいときはりんごを利用
硬いキウイをもう少し早く食べ頃にしたいときには、りんごを利用する方法もあります。
果物の追熟には「エチレン」という植物ホルモンが関係しています。
農林水産省の資料でも、りんごが出すエチレンをキウイの追熟に利用できることが紹介されています。
家庭では、硬いキウイをりんごと一緒にポリ袋などに入れておき、ときどき状態を確認します。
ここで忘れたくないのが、入れたまま放置しないこと。
追熟が進めば、今度はやわらかくなりすぎることがあります。食べ頃になったらりんごから離し、冷蔵庫へ移して早めに食べます。
パイナップルは追熟する?常温に置けば甘くなるわけではない
私はパイナップルについても勘違いしていました。
スーパーで丸ごとのパイナップルを買って、その日に食べなければ常温へ。
「少し置いておけば、もっと熟して甘くなるのでは?」と思っていたからです。
でも、パイナップルはキウイやバナナのように追熟する果物ではありません。
農林水産省の資料でも、パイナップルは追熟しない果物として分類されています。
置いている間に色や香り、やわらかさなどが変化することはありますが、「もっと甘くするために数日置いておこう」と待つ必要はありません。
特に夏の暑い室内では、追熟を期待して長く常温に置かないほうが安心です。すぐに食べない場合は商品の表示や状態を確認し、冷蔵庫の野菜室などを利用します。
また、いったん切ったパイナップルは冷蔵保存し、早めに食べます。
バナナは冷蔵庫に入れてもいい?
バナナは「冷蔵庫に入れてはいけない」と思っている人もいるかもしれません。
まだ青みがあって硬いバナナなら、まず常温で追熟させます。
でも、すでに自分の好きな状態まで熟したバナナなら、冷蔵して追熟の進み方をゆるやかにするという選択肢があります。
農林水産省でも、保存したい場合は1本ずつ分けて包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存する方法を紹介しています。
冷蔵すると皮が黒っぽく変色することがありますが、皮の色だけで中身まで傷んでいるとは判断できません。
わが家の場合、常温にバナナを置いておくと小さな虫が寄ってくるのが気になります。
そのため、ある程度好みの状態まで熟したら冷蔵庫へ入れることがあります。
「バナナは絶対に冷蔵してはいけない」と考える必要はなく、まだ追熟させたいのか、もう食べ頃なのかで分けると考えやすいです。
追熟しない果物は?いちご・ぶどう・すいかも注意
パイナップル以外にも、
・いちご
・ぶどう
・すいか
・さくらんぼ
などは、収穫後に置いておけばバナナのように追熟していく果物ではありません。
たとえば、買ってきたすいかがあまり甘くなかったからといって、「あと3日置けばもっと甘くなるかも」と待っても、追熟による甘さの変化は期待できません。
いちごやぶどうも同じです。
こうした果物は「もっと熟すまで待つ」というより、適切に保存して鮮度が落ちる前に食べることを意識したほうがよさそうです。
果物は「とりあえず冷蔵庫」より食べ頃を見て保存
今回調べてみて、わが家の果物の保存方法も少し変わりそうです。
特にキウイです。
これまでは買ったらすぐ冷蔵庫でしたが、これからはまず硬さを確認してみようと思います。
反対に、パイナップルは「常温に置けばもっと甘くなるかも」と待つ必要はありませんでした。
迷ったときは、まずこの3つを思い出せば十分です。
キウイ・バナナ・アボカドなどが硬い → 常温で追熟
食べ頃になった追熟する果物 → 必要に応じて冷蔵
パイナップル・いちご・ぶどうなど → 追熟を期待して長く置かない
スーパーから帰ったら何でも同じように冷蔵庫へ入れるのではなく、「これはまだ硬いかな」「追熟する果物かな」と一度確認する。
ほんの少し保存方法を変えるだけで、買ってきた果物をちょうどいい食べ頃で楽しみやすくなります。
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参考にした公的情報
農林水産省「食育に関する資料(追熟する野菜・果物、追熟しない野菜・果物)」
農林水産省「エチレンの使用状況について」
農林水産省「おいしさをもっと長持ちさせる夏野菜&果物の保存術」
※果物の品種や熟し具合、室温、季節などによって保存状態は変わります。商品のパッケージや販売店から保存方法の案内がある場合は、そちらも確認してください。


