車ばかりで運動不足に|石けん1個を歩いて買いに行って気づいたこと
普段の買い物はほとんど車。家にいる時間も長く、最近「ちょっと歩かなさすぎかも」と感じるようになりました。
だからといって、運動のためだけに毎日ウォーキングに出かけるとなると、なかなか続きません。
そこで始めてみようと思ったのが、軽いものを少し買うだけなら、車を使わず歩いて行くことです。
きっかけは、家の石けんがなくなったことでした。
家からスーパーまでは約1.1km。その先のホームセンターまで行っても約1.4kmです。
石けん1~2個なら重くありません。
「これくらいなら、今日は歩いて買いに行ってみようかな」
小さなエコバッグを持って出かけ、支払いはスマートフォンで済ませました。
実際に歩いてみると、買い物を済ませながら自然に歩く時間ができます。その日は車を使わないので、わずかですがガソリンも使わずに済みました。
そして何より、10月に入って外が涼しくなったこともあり、思っていたより気持ちよく歩けました。
「運動するために歩く」のが面倒でも、「小さな用事を歩く理由にする」なら、私にも続けられそう。
今回歩いてみて、一番感じたことです。
運動不足が気になるなら「買い物で歩く」ことからでもいい
運動不足が気になると、「毎日ウォーキングをしなければ」と考えてしまいがちです。
でも、体を動かすのはスポーツやウォーキングの時間だけではありません。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人について、個人差を踏まえて強度や量を調整し、可能なものから取り組み、今より少しでも多く体を動かすことが勧められています。
目安として、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上行うことも推奨されています。これは約8,000歩以上に相当します。大切なのは、いきなり目安を達成しようと無理をするのではなく、自分にできることから体を動かすことです。
一般向けにまとめられた厚生労働省の「アクティブガイド2023」でも、今より10分多く体を動かす「プラス・テン」という考え方が紹介されています。
その具体例の一つが、歩いて買い物に行くことです。
これなら「運動する時間」を新しく作らなくても、普段の生活の中に歩く時間を入れられます。
私の場合、これまで1kmほどの距離でも、買い物なら迷わず車でした。
必要なものが一つだけなくなったときも、メモしておいて、次に車で買い物へ行く日にまとめて買うことがほとんどです。
今回なくなったのは固形石けんでした。
わが家では泡タイプのハンドソープと固形石けんの両方を使っています。私はキムチを切ったり触ったりすることが多く、私の場合は固形石けんで洗ったほうが手に残ったにおいが気にならなくなることがあるため、最近またよく使うようになりました。
その石けんがちょうどなくなり、「2個くらいなら軽いし、歩いて買いに行こう」と思ったのです。
今までなら車で数分で済ませていた買い物です。
でも実際に歩いてみると、「わざわざ運動をした」という感覚よりも、いつもの用事のついでに体を動かせたという感覚でした。
これなら、運動だけを目的に外へ出るより、私には合っている気がします。
何でも徒歩にしない|私が決めた「歩く買い物」の基準
今回歩いてみて思ったのは、すべての買い物を徒歩に変える必要はないということです。
お米や飲料、大量の食品など、重いものを買う日はこれからも車を使います。
雨の日や暑さが厳しい日、体調がよくない日も無理に歩きません。
反対に、軽い日用品を一つ、二つ買うだけなら、「今日は歩いてみよう」と考えることにしました。
私が判断するときに見るのは、荷物の重さ、天気、体調、歩ける距離かどうかです。
距離が近いから必ず歩く、車はできるだけ使わない、と厳しく決めてしまうと、たぶん私は長続きしません。
その日の状況を見て、歩けそうな用事だけ歩く。
このくらいのゆるさが、普段から車をよく使う私にはちょうどよさそうです。
今回のように車を使わなければ、その日は少しでもガソリンを使わずに済みます。
もちろん、実際にいくら節約できるかは、車の燃費や走行距離、ガソリン価格によって違います。近所への一度の買い物だけで、大きな節約になるわけでもありません。
それでも、買い物を済ませる・歩く時間を増やす・車を使わないという三つを一度にできるのは、私にはちょっと得した気分でした。
運動不足が気になっていても、最初から毎日何分歩く、何歩歩くと決めなくてもいいのかもしれません。
厚生労働省のガイドでも、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにし、今より少しでも多く体を動かすことが勧められています。
私もまずは、今まで車で済ませていた近所の用事の中から「今日は歩けそう」と思えるものを選んでみることにしました。
重いものを買う日は車で。軽いものを少し買うだけなら歩いてみる。
「歩くために出かける」のではなく、「小さな用事を歩く理由にする」。
今の私には、このくらいのゆるさがちょうどよさそうです。
参考にした公的情報
・厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
成人の身体活動について、「今よりも少しでも多く身体を動かす」ことや、歩行またはそれと同等以上の身体活動の目安などを確認しました。
・厚生労働省「アクティブガイド2023」
今より10分多く身体を動かす「+10(プラス・テン)」や、日常生活の中で身体活動を増やす例として「歩いて買い物」が紹介されています。
※本記事は、上記の公的情報を参考にしながら、筆者が実際に近所の買い物へ歩いて行った体験をもとにまとめています。

