生栗はどう保存する?冷蔵・冷凍方法と硬い皮をむきやすくするコツ
スーパーに栗が並び始めると、「もう秋なんだな」と感じます。
私も栗は好きなのですが、毎年ちょっと大変だと思うのが皮むきです。
栗むき器を使わずに何個もむいていると、硬い皮に力を入れるせいか、だんだん手が痛くなってきます。今は日本で買った栗むき器を使っていますが、刃がよく切れるので、以前よりずいぶん楽になりました。
ただ、生栗を買うと皮むきだけでなく、保存方法にも迷います。
「今日食べない栗は冷蔵庫に入れる?」
「すぐ食べないなら冷凍できる?」
「硬い皮を少しでも楽にむく方法は?」
先に結論からいうと、生栗は傷みやすいため、常温で長く置かず、早めに食べるか冷蔵保存するのが基本です。
数日で食べるならポリエチレン製の袋に入れて冷蔵庫のチルド室へ。農林水産省では、0℃付近で保存しても目安は1週間程度としています。
すぐに使わない場合は冷凍保存も選択肢になります。
そして、外側の硬い鬼皮は、そのまま力を入れてむくより、熱湯に10分ほどつけてから作業するとむきやすくなります。
生栗はどう保存する?まず冷蔵・冷凍の違いを確認
栗は硬い皮に包まれているので、私は以前、じゃがいものようにしばらく常温で置いておけるような気がしていました。
でも、生栗は意外と傷みやすい食材です。
農林水産省では、できるだけ収穫した日のうちに食べることをすすめています。保存する場合は、ポリエチレン製の袋に入れ、袋の口を縛らずに折り、0℃付近のチルド室に入れる方法が紹介されています。
この方法でも保存の目安は1週間程度です。
スーパーで買った栗は、いつ収穫されたものなのか分からないこともあります。そのため、「1週間保存できるから大丈夫」と考えるより、買ったらなるべく早めに食べるほうが安心です。
一方、すぐに食べ切れない量があるときは冷凍保存も便利です。
冷凍する場合は、まず傷んでいる栗がないか確認し、水分が付いていればよく拭き取ります。そのうえで1回に使う分ずつ分け、冷凍用保存袋などに入れて、できるだけ空気を抜いて冷凍しておくと扱いやすくなります。
栗ごはんなど使い道が決まっているなら、皮をむいてから冷凍しておく方法もあります。
ただし、家庭の冷凍庫は開け閉めによる温度変化があります。冷凍保存の目安は約1か月と考え、保存袋に冷凍した日を書いておくと使い忘れを防げます。できるだけ早めに使い切ると、栗のおいしさも保ちやすくなります。
生栗の硬い皮をむきやすくする方法
栗を料理するときに私が一番大変だと感じるのが、外側の硬い「鬼皮(おにかわ)」です。
硬いまま無理にむこうとすると力が必要ですし、包丁を使う場合は手元にも注意しなければなりません。
農林水産省では、生栗を熱湯に10分ほどつけてから、栗の底にある「座」の部分から頭に向けて切り込みを入れ、鬼皮をむく方法を紹介しています。
熱湯につけるだけで皮が勝手に取れるわけではありませんが、硬いままの栗をむくより作業しやすくなります。
鬼皮を取ると、その内側には薄い「渋皮(しぶかわ)」があります。
渋皮まで取りたい場合は、鬼皮をむいた栗を沸騰した湯に入れて1~2分ゆで、手で触れられるくらいまで冷ましてからむく方法があります。
栗ごはんに使う場合は、鬼皮と渋皮をむいた栗をすぐ水につけ、濁りが少なくなるまで水を替えて下処理しておく方法も農林水産省の郷土料理で紹介されています。
一方、「とにかく栗を簡単に食べたい」というときは、必ずしも全部きれいに皮をむく必要はありません。
生栗を40~50分ほどゆでて半分に切り、中身をスプーンですくって食べる方法もあります。
栗ごはんにする日は皮をむく。おやつとして食べるだけならゆでてスプーンで食べる。
そう考えると、栗の下処理も少し気楽になります。
栗むき器を使ってみたら手がずいぶん楽になった
私は以前、栗の皮を何個も続けてむいていると手が痛くなるのが苦手でした。
栗ごはんを作ろうと思うと一つだけでは済みません。何個も続けて硬い皮をむいていると、途中で「まだこんなに残っている……」と思うこともあります。
そこで使うようになったのが栗むき器です。
私が使っているのは日本で買ったものですが、刃がよく切れて、普通の包丁だけで作業していたときよりかなり楽になりました。
もちろん、栗むき器がないと栗の皮がむけないわけではありません。
先に熱湯につけて皮をむきやすくしてから包丁を使う方法もありますし、少量ならそれで十分だと思います。
ただ、毎年栗を買う人や、一度にたくさんむく人なら、栗むき器があると手への負担を減らしやすいと私は感じています。
反対によく切れる道具だからこそ、扱いには注意が必要です。
栗は丸くて滑りやすいので、手に持ったまま力任せに刃を動かさず、一個ずつ急がずに作業するようにしています。
生栗を保存するときに気をつけたいこと
せっかく保存しても、もともと傷んでいる栗では長持ちしません。
農林水産省では、おいしい栗を見分けるポイントとして、鬼皮に張りがあること、茶色が濃いこと、指で押してもブカブカしていないことなどを挙げています。
反対に、底の部分が黒っぽくなっていたり、ベタベタしていたり、表面に白いものが付いていたりする栗は注意が必要です。
スーパーで買うときに少し確認しておくだけでも、家に帰ってから「一つ傷んでいた」ということを減らせそうです。
保存中も、ときどき状態を確認します。
異臭やカビ、明らかな変色や傷みが見られるものは、無理に食べないようにします。
また、皮をむいた栗を栗ごはんなどに使う場合は、むいたまま長時間放置するより、すぐ水につけて下処理を進めたほうが使いやすくなります。
栗は一度に全部処理しなくても大丈夫
以前の私は、生栗を買うと「今日のうちに全部むかなきゃ」と思っていました。
そのため、スーパーで栗を見ても、皮むきの大変さを思い出して買うのをやめることもありました。
でも、近いうちに食べる分は冷蔵し、すぐ使わない分は冷凍を考える。料理するときは熱湯につけてから皮をむく。簡単に食べたい日は、ゆでて半分に切ってスプーンで食べる。
こうして分けて考えるようになると、以前ほど面倒には感じません。
特に私は栗むき器を使うようになってから、秋に生栗を買うハードルがかなり下がりました。
今年もスーパーに栗が並び始めました。
栗の季節は長くありません。無理に一度ですべて処理しようとせず、食べる予定に合わせて保存しながら、今年も栗ごはんなどで秋の味を楽しもうと思います。
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