この洗濯マーク、どういう意味?服の洗濯表示を見ても迷わないための簡単まとめ
服やタオルを洗う前にタグを見て、「この洗濯マーク、何だったかな?」と迷うことがあります。
私は普段から洗濯をしていますが、洗濯表示を全部覚えているわけではありません。洗濯おけのマークは何となく分かっても、三角や四角、丸まで並ぶと急に自信がなくなります。
でも、洗濯表示は最初から全部覚える必要はありません。
まずは次の5つだけ分かれば、かなり見やすくなります。
洗濯おけ=家庭での洗濯
三角=漂白
四角=乾燥
アイロン=アイロン仕上げ
丸=クリーニング
そのあとで、数字や線、点、「×」を確認します。
数字は主に温度の上限、下の線は処理の強さ、「×」はその方法では処理できないことを表します。
私は最近、まず「形」を見てから細かい部分を見るようにしています。最初から全部の記号を読もうとするより、このほうがずっと分かりやすく感じます。
洗濯マークは5つの基本記号から見る
現在の日本の洗濯表示は、日本産業規格「JIS L 0001」に基づいています。
基本になるのは、先ほどの5種類です。
たとえば洗濯おけの中に「40」とあれば、40℃を上限として家庭で洗濯できます。
数字の下に線が1本付いていれば弱い洗濯処理、2本ならさらに弱い洗濯処理です。
私は以前、数字だけを見て「40℃までなら普通に洗濯機で洗えばいい」と思っていました。でも、下に付いている線にも意味があると知ってからは、数字と線をセットで見るようになりました。
手が描かれた洗濯おけは手洗いです。現在は40℃を上限とする手洗いのほか、30℃を上限とする手洗いの表示もあります。
一方、洗濯おけに大きな「×」が付いている場合は、家庭での洗濯はできません。
「洗濯機だけがダメで、手洗いなら大丈夫」という意味ではないので注意が必要です。
三角の洗濯マークは漂白剤を使えるか確認する
私が特に迷いやすいのが、三角形のマークです。
三角形は漂白処理を表します。
何も入っていない三角形なら、塩素系と酸素系の漂白剤を使用できます。
三角形の中に斜め線が入っている場合は、酸素系漂白剤は使用できますが、塩素系漂白剤は使用できません。
三角形に「×」が付いていれば、漂白処理はできません。
ここで私が少し勘違いしていたのが、漂白マークを見れば使う洗剤まで分かると思っていたことです。
実際には、三角形から分かるのは「漂白剤を使えるかどうか」です。
中性洗剤を使うのか、普段使っている洗濯洗剤でよいのかは別に確認する必要があります。
私もタオルなら普通の洗濯洗剤で洗うものだと思っていましたが、持っているタオルのタグを見たら「中性洗剤使用」と書かれていて驚いたことがあります。
洗濯マークだけではなく、その近くにある「中性洗剤使用」「洗濯ネット使用」「裏返して洗う」といった文字の注意書きも確認したほうがよさそうです。
四角の洗濯マークは乾燥方法を見る
四角形は乾燥を表します。
ここは記号の組み合わせが多く、私も今でも一番覚えにくいところです。
四角の中に丸が入っているものはタンブル乾燥の表示です。
丸の中に点が2つなら、排気温度の上限80℃でタンブル乾燥ができます。
点が1つなら上限60℃です。
四角と丸の表示に「×」が付いていれば、タンブル乾燥はできません。
一方、四角の中に縦線があれば「つり干し」、横線なら「平干し」が基本です。
線が2本になると、脱水や絞りをしない「ぬれ干し」を示します。
さらに左上に斜め線が付いていれば、日陰で干すという意味です。
乾燥の表示は無理に全部暗記するより、「四角を見たら乾燥方法を確認する」と覚えて、迷ったときにタグを確認するくらいが私にはちょうどよさそうです。
アイロンマークは点の数を見る
アイロンの形をした表示は、アイロン仕上げについての記号です。
現在の表示では、
点が3つ=底面温度210℃まで
点が2つ=160℃まで
点が1つ=120℃まで
が目安です。
アイロンに「×」が付いている場合は、アイロン仕上げはできません。
2024年8月の洗濯表示改正では、120℃を上限としてスチームを使用しないことを示す記号も追加されました。
昔の感覚で「点が少なければ低温」とだけ覚えるより、初めて洗う服や大切な服ではタグを一度確認するほうが安心です。
丸いマークはクリーニングに関する表示
丸い記号は、家庭での普通の洗濯というより、クリーニング店で行う処理に関する表示です。
丸の中に「P」や「F」が入っているものはドライクリーニング、「W」はウエットクリーニングを表します。
さらに下に線が付くと処理の強さが変わります。
普段の家庭洗濯なら、PやFの細かな違いまで全部覚えておく必要はなさそうです。
それよりも、家庭で水洗いできない服を「たぶん大丈夫だろう」と自己判断で洗わないことのほうが大切だと思います。
特にコートやジャケット、素材が分かりにくい服などは、洗濯表示と注意書きを確認して、それでも迷ったらクリーニング店に相談したほうが安心です。
洗濯前はこの順番でタグを見ると分かりやすい
洗濯マークは全部を一度に覚えようとすると難しく感じます。
私は今は、洗濯機に入れる前に次の順番で見るようにしています。
1.洗濯おけを見る
家庭で洗えるか、温度や洗い方に制限がないか確認します。
2.三角を見る
漂白剤を使えるか確認します。
3.四角を見る
乾燥機を使えるか、つり干しか平干しかを確認します。
4.必要ならアイロンと丸を見る
アイロンを使う服やクリーニングが必要そうな服では、この表示も確認します。
5.最後に文字の注意書きを読む
「中性洗剤使用」「ネット使用」などが書かれていないか確認します。
この順番なら、たくさんの記号を丸暗記しなくても、実際の洗濯で必要な情報を見つけやすくなります。
洗濯表示は全部暗記しなくても大丈夫
洗濯表示を見ると記号がたくさん並んでいますが、まず覚えたいのは5つです。
洗濯おけ=洗濯
三角=漂白
四角=乾燥
アイロン=アイロン仕上げ
丸=クリーニング
そこから数字、線、点、「×」を確認すれば、以前より意味をつかみやすくなります。
そして意外と見落としやすいのが、マークの横に書かれている文字です。
私もタオルの「中性洗剤使用」を見つけて、普段何となく使っていた洗剤について改めて考えるきっかけになりました。
「洗濯マークが分かったから大丈夫」と思わず、初めて洗うものや大切な衣類はタグ全体を見る習慣をつけたいと思います。
なお、日本の洗濯表示は2024年8月20日に一部が改正されています。現在販売されている製品は新しい基準へ移行していますが、家にある以前からの衣類には古い表示が付いていることもあります。
見慣れないマークがあったときは、消費者庁の洗濯表示一覧で確認すると安心です。
あわせて読みたい
今回調べる中で参考にしたもの
消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」
消費者庁「新しい洗濯表示」
日本産業規格 JIS L 0001:2024



