台風の前に片付けるものは?ベランダ・庭で飛ばされやすい物と安全対策
台風が近づくと分かっていても、「雨戸を閉めれば大丈夫かな」「庭の物まで片付けなくてもいいかな」と思うことがあります。
私も以前は、台風と聞いても「まあ、台風か」くらいに考えていました。
ところが、ある台風が過ぎたあとに裏庭を見ると、置いていた細長い植木鉢が倒れ、そこから何度か転がったように場所まで移動していました。
土が入っているので、それなりに重い鉢です。
それでも動いていたのを見て、「これがベランダや高い場所に置いてあって、下へ落ちていたら危なかったかもしれない」と初めて実感しました。
台風の前は、軽い物だけでなく、倒れやすい物・風を受けやすい物・落ちたら危険な物も早めに片付けることが大切です。
台風の前にベランダ・庭で片付けるもの
先に結論からいうと、台風が近づいているときは、風で飛んだり倒れたりする可能性がある物を、風が強くなる前に室内や物置へ移しておくのが基本です。
特に確認したいのは、次のような物です。
植木鉢・プランター
物干し竿・ハンガー
サンダルやスリッパ
バケツ・じょうろ
ほうき・ちりとり
ゴミ箱・ゴミ袋
園芸用品
折りたたみ椅子や小さなテーブル
子どもの外遊び用品
自転車や自転車カバー
全部を覚える必要はありません。
迷ったときは、
「軽い物」
「倒れやすい物」
「風を受ける面積が大きい物」
「落ちると危険な物」
この4つを目安にすると分かりやすいです。
気象庁も、暴風になると物が飛ばされたり、飛来物にぶつかったりするおそれがあるとして注意を呼びかけています。
植木鉢やプランターは「重いから大丈夫」とは限らない
私が実際に経験してから、台風前に特に気にするようになったのが植木鉢です。
土が入った鉢は重いため、以前の私は簡単には動かないと思っていました。
ところが、裏庭に置いていた細長い鉢は倒れ、そのまま何度か転がっていました。
すべての植木鉢が同じように動くわけではありませんが、細長い鉢や背の高い鉢は、風を受けると倒れる可能性があります。
特にベランダの台や棚、塀の上など、高い場所に置いている場合は注意したいところです。
鉢そのものが割れるだけでなく、落下すれば人や車、下にある物に当たる危険もあります。
動かせる鉢なら、風が強くなる前に低い場所や室内、物置などへ移しておきます。
大きくて動かせない植木鉢はどうする?
問題は、大きくて簡単には持ち運べない鉢です。
そんな場合は、無理に室内まで運ぼうとせず、可能であれば高い場所から下ろし、風をまともに受けにくい場所へ移すことを考えます。
ただし、重い植木鉢を一人で無理に持ち上げるのは危険です。
台風対策をしようとして転倒したり、腰を痛めたりしては意味がありません。
特に風がすでに強くなってから、大きな鉢を動かそうとするのは避けたいところです。
「台風が来そうだな」と分かった段階で、まだ天候が穏やかなうちに確認しておくほうが安全です。
物干し竿・ハンガー・洗濯ばさみも忘れずに
ベランダにある物干し竿も見落としやすい物のひとつです。
普段は物干し台にしっかり乗っているため、そのままでも大丈夫そうに見えます。
強風が予想される場合は、物干し竿を下ろし、室内など風の当たりにくい場所へ移しておきます。
洗濯物はもちろん、ハンガーや洗濯ばさみなどの軽い物も外に残さないようにします。
小さなハンガーでも、強い風に飛ばされれば、自宅の敷地だけにとどまるとは限りません。
「小さいから大丈夫」と考えず、一緒に片付けてしまうほうが簡単です。
サンダルやバケツなど普段置きっぱなしの物も確認
意外と忘れやすいのが、普段からベランダや玄関まわりに置いている小物です。
サンダル、バケツ、じょうろ、ほうき、ちりとりなどは、一つひとつを見ると危険な物には見えません。
そのため、台風対策をするときにも残してしまいがちです。
台風前は「危険そうな物だけを探す」というより、外に出ている物を一度見渡してみるほうが見落としにくくなります。
玄関まわり、庭、ベランダ、家の横など、普段あまり意識しない場所にも物が置かれていないか確認してみてください。
自転車と自転車カバーはどうする?
屋外に自転車を置いている場合は、自転車そのものだけでなく、自転車カバーも確認しておきたいところです。
カバーは面積が大きいため、強い風を受けると大きくあおられることがあります。
自転車を屋内や自転車置き場など、風の影響を受けにくい場所へ移せるなら、早めに移動しておきます。
移動できない場合は、自転車の周囲に倒れたとき危険な物がないか確認します。
また、カバーが風を大きく受けそうな状態になっていないかも見ておきましょう。
住宅の形や置き場所によって状況は違うため、「こうすれば絶対に倒れない」と考えるのではなく、自宅の環境に合わせて判断することが大切です。
ベランダの排水口と窓まわりも一緒に確認
外の物を片付けるときに、もう一つ見ておきたいのが排水口です。
ベランダの排水口に落ち葉やゴミがたまっていると、大雨のときに水が流れにくくなることがあります。
取り除けるゴミがあれば、台風が近づく前に掃除しておきます。
雨戸やシャッターがある家では、問題なく閉められるかも早めに確認しておくと慌てません。
台風が直前まで来てから、「シャッターが動かない」「排水口が詰まっている」と気づくより、天候が落ち着いているうちに確認しておくほうが安全です。
台風が来てから外へ片付けに行かない
ここは特に注意したいところです。
風が強くなってから、
「植木鉢を入れるのを忘れた」
「物干し竿を下ろしていなかった」
と気づくこともあります。
しかし、すでに暴風や大雨になっている場合は、無理に外へ出て片付けようとしないことが大切です。
気象庁は、台風接近中は不要不急の外出を控え、危険な場所に近づかないよう呼びかけています。過去の台風では、強風時の屋外作業中に転落したり、飛来物に当たったりして被害に遭った例もあります。
台風対策は、風が強くなってからではなく、その前に終わらせることが重要です。
台風の前は5分だけでも家の外を見ておく
台風対策というと、大がかりな準備を想像するかもしれません。
でも、まずは家の外を一度見回るだけでも、気づけることがあります。
植木鉢は倒れそうになっていないか。
物干し竿は出たままではないか。
サンダルやバケツは置かれていないか。
自転車やカバーは大丈夫か。
ベランダの排水口にゴミはたまっていないか。
そして、風で動きそうな物は、まだ天候が穏やかなうちに片付けます。
私の場合は、裏庭の植木鉢が転がっていたことで、初めて「重い物でも動くんだ」と実感しました。
幸い、そのときは何も壊れませんでした。
でも、もし高い場所から落ちていたらと思うと、少し怖くなります。
それ以来、台風と聞いたときは、雨や風の予報だけでなく、家の外に出ている物も気にするようになりました。
全部を完璧に備えるのは難しくても、風が強くなる前にベランダや庭を一度見回る。
それだけでも、飛ばされたり倒れたりする物を減らすための大切な台風対策になります。
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参考情報
台風の進路や強さ、警報・注意報などは、気象庁の最新情報を確認してください。気象庁では、台風接近中は不要不急の外出を控えることや、暴風時には飛来物などの危険があることを案内しています。
また、避難情報が発表されている場合は、住んでいる自治体からの情報も確認し、早めの安全確保を優先してください。



