エアコンにカビがあるのに部屋がジメジメ…除湿運転しても大丈夫?掃除までの対処法
9月に入って雨の日が続き、家の中までジメジメするようになりました。
こんな日はエアコンの除湿運転を使いたいところですが、わが家では困ったことが起きています。
先日、エアコンの吹き出し口から奥をのぞいてみると、黒い汚れがかなり付いていることに気づきました。
フィルターは自分で洗ったものの、奥にあるファンの汚れまでは手が届きません。
そこでエアコンクリーニングを予約したのですが、台風の影響で作業が延期に。外は雨、部屋はジメジメしているのに、頼りたいエアコンにはカビのような黒い汚れが見えています。
「こんな状態でも除湿運転を使っていいの?」
気になったので、エアコンメーカーの情報を中心に調べてみました。
先に結論を書くと、エアコンにカビが見えるからといって、除湿運転が一律に禁止されているわけではありません。
ただし、除湿運転や内部クリーンを使えば、すでに付着しているカビがきれいになるわけでもありません。
内部まで黒い汚れが目立つ場合は、無理に自分で分解・洗浄せず、取扱説明書でお手入れできる範囲にとどめることにしました。
エアコンにカビが見えても除湿運転は使える?
今回まず知りたかったのが、「カビがあるエアコンで除湿運転をしてもいいのか」ということでした。
メーカーの案内を確認したところ、エアコン内部に少しカビが見えるからといって、除湿運転そのものが一律に禁止されているわけではありません。部屋の湿気がひどく、必要な場合は除湿運転を使うこともできます。
ただし、除湿運転ができることと、内部のカビをそのまま放置してよいことは別です。
黒い汚れが広範囲に見える、運転すると強いカビ臭がするなど、内部の汚れが目立つ場合は、使用を続けるのではなく、メーカーや専門業者への相談を検討したほうが安心です。
今回はすでにエアコンクリーニングを予約しているため、掃除の日までは必要なときだけ除湿運転を使い、運転後は取扱説明書に従って内部クリーンなどで内部を乾燥させることにしました。
また、扇風機や換気扇も併用し、エアコンだけに頼らず室内に湿気をためないようにしています。
除湿するとエアコンの中に水分が発生するのはなぜ?
「部屋を除湿しているのに、どうしてエアコンの中が湿るの?」と思うかもしれません。
冷房や除湿運転では、空気を冷やす過程でエアコン内部に結露水が発生します。
この水分を利用して熱交換器の汚れを洗い流す機能を搭載した機種もありますが、運転後に内部が湿った状態になることがあるため、乾燥させることがカビ対策につながります。
つまり、除湿は部屋の湿気を減らす運転ですが、エアコン内部では水分が発生するということです。
内部クリーンを使えば今あるカビも取れる?
わが家のエアコンのリモコンにも「内部清掃」のボタンがあります。
最初は「これを使えば黒い汚れも取れるのでは?」と思いました。
しかし、内部クリーンは、すでに目立っているカビを掃除して取り除くための機能とは限りません。
メーカーや機種によって内容は異なりますが、冷房・除湿運転後に送風や加熱などで内部を乾燥させ、カビの繁殖を抑えるタイプがあります。
そのため、内部クリーンは「今あるカビを落とす掃除」よりも、「内部を湿ったままにしないための機能」と考えると分かりやすいでしょう。
特に、クリーニングできれいになったあとは、冷房や除湿を使ったあとに内部を湿ったままにしないことを意識したいところです。
ただし、「除湿を使ったら毎回、自分で内部クリーンボタンを押す」とは限りません。
冷房・除湿運転を停止すると自動で内部クリーンが始まる機種もあれば、あらかじめ設定が必要な機種や、手動操作する機種もあります。
自宅のエアコンがどのタイプなのか、取扱説明書で「内部クリーン」「内部清掃」などの項目を一度確認しておくと安心です。
エアコン掃除の日まで部屋の湿気はどうする?
困るのは、エアコンをなるべく使いたくなくても、雨が続けば部屋がジメジメしてくることです。
今は扇風機を使って室内の空気を動かしています。
除湿機がある家庭ならエアコン以外の方法で湿度を下げることもできますし、浴室やキッチンなどでは換気扇も利用できます。
また、濡れたタオルや雨で湿った物を室内に長時間放置しないことも大切です。
掃除まで数日なら、家中の湿気を一気になくそうとするより、湿った物を放置しない、空気がこもる場所を確認する、扇風機などで空気を動かすといった、できることから続けるほうが現実的です。
エアコンの黒カビを自分で奥まで掃除してもいい?
黒い汚れが見えると、今すぐ自分で拭き取りたくなります。
私も最初は「見えているところだけでも掃除できないかな」と思いました。
しかし、フィルターなど日常的にお手入れできる部分と、ファンや熱交換器などエアコン内部は分けて考える必要があります。
メーカーが取扱説明書などで案内している範囲を超えて、奥まで無理に手を入れたり、自己判断で分解したりするのは避けたほうが安心です。
今回はフィルターまでは自分で洗いましたが、奥のファンには手を出さず、予約しているクリーニングを待つことにしました。
カビがあるエアコンと除湿は分けて考えると分かりやすい
今回一番困ったのは、「部屋の湿気」と「エアコン内部のカビ」が同時に気になったことでした。
雨が続くから除湿したい。でも、エアコンの奥には黒い汚れが見える。
調べてみて分かったのは、カビが見えるから除湿運転が一律に禁止されているわけではない一方、除湿や内部クリーンだけで、すでに付着しているカビを掃除できるわけでもないということです。
掃除まで数日なら、自分でできるお手入れは取扱説明書で認められている範囲にとどめ、内部の汚れは無理に触らない。
そして、クリーニング後は冷房や除湿を使ったあとに内部クリーンがどのように作動する機種なのかを確認し、内部を湿ったままにしないようにする。
この2つを分けて考えると、ずいぶん分かりやすくなりました。
エアコンの奥に黒い汚れを見つけて「このまま除湿を使って大丈夫かな?」と迷ったら、まずは自宅の機種の取扱説明書を確認してみてください。
自分で掃除できる範囲を超えて汚れが広がっている場合は、無理に分解せず、専門業者へのクリーニング依頼も検討すると安心です。
今回調べる中で参考にしたもの
・ダイキン工業「ルームエアコン クリーン機能」
・パナソニック「エオリア 清潔・空気清浄」「エアコンの機能解説・用語集 清潔・空気清浄編」

