冷房と除湿、電気代が安いのはどっち?毎年リモコンの前で迷っていた私が調べてみました

夏になると、毎年同じことで迷います。

エアコンのリモコンを手に持って、

「今日は冷房かな」

「それとも除湿?」

「ecoを使ったほうが電気代は安いのかな」

と、ボタンを押す前にしばらく考えてしまいます。

結局は「今日はこれでいいかな」と、半分は勘のような感覚で選んでいました。

我が家には3匹のベンガル猫がいるため、電気代だけを気にしてエアコンを止めるわけにはいきません。

猫たちが暑そうにしていないかも気になりますが、夏に心配なのは室温だけではありません。

湿度が高い日は、室温がそれほど高くなくても蒸し暑く感じます。床や猫の寝床まで、何となく湿っぽく感じることもあります。

そのため、私は冷房よりも除湿を選ぶことが多くありました。

「除湿なら冷房より電気代が安いだろう」と、何となく思っていたからです。

ところが調べてみると、「冷房のほうが安い」という説明もあれば、「除湿のほうが節約になる」という説明もあります。

さらに、最近のエアコンにはecoモードや自動運転など、似ているようで違う機能もあります。

結局、どのボタンを選べばよいのか、ますます分からなくなってしまいました。

そこで今回は、エアコンの冷房・除湿・ecoモードにはどのような違いがあるのか、電気代の考え方と我が家での使い分けを整理してみました。


冷房と除湿は、そもそもの目的が違う

最初に分かったのは、冷房と除湿では運転の目的が違うということです。

冷房は、室内の温度を下げることを優先した運転です。

室内の暖かい空気をエアコン内部に取り込み、空気を冷やして室内へ戻します。その過程で空気中の水分も取り除かれるため、冷房を使っていても湿度はある程度下がります。

真夏の昼間や、西日などで部屋全体が暑くなっているときは、まず冷房で室温を下げたほうが過ごしやすくなります。

一方、除湿は室内の湿度を下げることを優先した運転です。

梅雨や雨の日など、気温はそれほど高くないのに部屋がジメジメするときは、除湿のほうが快適に感じることがあります。

ダイキンやパナソニックの公式情報でも、冷房は温度を下げること、除湿は湿度を下げることを主な目的とした運転だと説明されています。


「除湿なら安い」とは限らなかった

以前の私は、除湿は冷房より弱い運転なので、電気代も必ず安いと思っていました。

しかし、実際にはエアコンの除湿方式によって消費電力が変わります。

除湿には主に「弱冷房除湿」と「再熱除湿」があります。

運転方式主な特徴電気代の考え方
冷房室温を下げることを優先する使用環境や設定温度によって変わる
弱冷房除湿弱い冷房のように室温を少し下げながら除湿する冷房と大きな差がない場合がある
再熱除湿除湿した空気を温め直して室内へ戻す冷房や弱冷房除湿より高くなる場合がある

弱冷房除湿は、弱めの冷房運転で室内の湿気を取り除く方式です。

室温も少し下がるため、気温がそれほど高くない日に使うと、肌寒く感じることがあります。

再熱除湿は、一度冷やして湿気を取り除いた空気を、再び温めてから室内へ戻す方式です。

室温を下げすぎずに湿度を下げやすいのが特徴ですが、空気を温め直すため、その分だけ消費電力が増えることがあります。

ダイキンの公式サイトでも、再熱除湿は空気を温め直すため、冷房や弱冷房除湿より電気代が高くなると説明されています。パナソニックも、冷房と一般的な冷房除湿では消費電力に大きな差がない一方、再熱除湿は電気代が高くなると案内しています。

つまり、「冷房と除湿はどちらが安いのか」という質問には、全ての家庭に当てはまる一つの答えはありません。

同じ「除湿」というボタンでも、メーカーや機種によって仕組みが違うためです。

自宅のエアコンがどの方式なのか分からない場合は、取扱説明書やメーカー公式サイトの商品ページを確認する必要があります。


ecoモードは除湿を選ぶボタンではない

私がもう一つ勘違いしていたのが、ecoモードでした。

私はこれまで、

「ecoを押せば、エアコンが冷房と除湿を自動で選び、一番電気代が安くなるように運転してくれる」

と思っていました。

しかし、ecoモードの働きもメーカーや機種によって異なります。

人のいる場所や人数、日差し、室温、床の温度などをセンサーで確認し、設定温度や風量を調整する機種もあります。

現在選んでいる冷房や暖房の運転を、省エネになるよう補助するタイプもあります。

そのため、ecoは必ずしも除湿を行う機能ではなく、全ての機種が冷房と除湿を自動的に切り替えるわけでもありません。

我が家の1階に設置した日立のエアコンには、「ecoこれっきり」というボタンがあります。

このボタンを押すと、リモコンには「これっきり自動」と表示されます。

日立の公式情報によると、「これっきり自動」はエアコンが自動で温度を設定して運転する機能で、機種によってはeco機能と組み合わせて省エネ運転を調整します。

ただし、同じ日立製でもシリーズや製造年によって搭載されている機能は異なります。

「ecoと書いてあるから必ず一番安い」と考えるのではなく、自宅で使用している機種の説明書を確認することが大切だと分かりました。


調べたあと、我が家ではこう使い分けています

いろいろ調べた結果、我が家では冷房と除湿のどちらか一つに決めるのではなく、その日の室温と湿度を見て選ぶことにしました。

室温が高い日は、まず冷房

外がかなり暑く、部屋の温度も上がっている日は、まず冷房を使います。

室温が高い状態で除湿だけを選んでも、なかなか涼しくならず、長時間運転することになるかもしれません。

そんな日は、最初に冷房で室温を下げ、部屋が落ち着いてから設定温度や風量を調整するほうが分かりやすいと感じています。

パナソニックの公式情報でも、室温が高く暑く感じるときは、まず冷房で室温を下げる方法が案内されています。

気温より湿気が気になる日は除湿

雨の日や梅雨の時期など、気温はそれほど高くないのに床や空気がベタベタするときは、除湿を選びます。

同じ27℃でも、湿度が高い日は蒸し暑く感じます。

以前はエアコンの設定温度ばかり見ていましたが、最近は部屋に置いている温湿度計も確認するようになりました。

ただし、除湿を使うと部屋が冷えすぎる場合もあります。

寒いと感じたときは無理に除湿を続けず、冷房の設定温度や風量を調整したり、自動運転を試したりしています。

どちらを選ぶか迷う日は自動運転

冷房と除湿のどちらを使えばよいか判断しにくい日は、日立の「これっきり自動」を使うことがあります。

以前は自動運転に任せることに少し不安がありましたが、自分で何度も設定を変更するより、部屋の状態に合わせて調整してもらうほうが快適な日もあります。

ただし、自動運転の内容は機種によって違うため、外出中も同じ使い方でよいとは限りません。

特に長時間家を空ける場合は、使用している機種の取扱説明書を確認し、必要に応じて冷房などの単独運転を選ぶようにしています。


猫がいる我が家では、電気代だけで決めない

我が家では3匹のベンガル猫と暮らしています。

猫たちは暑いと感じても、自分でエアコンのリモコンを操作できません。

私たちが外出している間も猫たちが過ごしやすいように、電気代が気になるからと途中で完全にエアコンを止めることは避けています。

反対に、必要以上に設定温度を下げると、寒がりな猫にとって負担になることも気になります。

そのため我が家では、次の3つを意識しています。

・電気代だけを理由にエアコンを止めない
・設定温度を極端に下げない
・温度だけでなく湿度も確認する

猫によっても快適に感じる場所は違います。

冷房が効いている部屋にずっといる猫もいれば、少し離れた廊下や別の部屋で寝ている猫もいます。

猫が自分で居心地のよい場所へ移動できるように、ドアを完全に閉め切らず、室内の温度差にも注意しています。

節約は大切ですが、家族やペットが安全に過ごせることを優先したうえで、無理のない使い方を探したいと思っています。


冷房と除湿についてのよくある質問

Q. 除湿のほうが必ず電気代は安いですか?

いいえ。必ず安いとは限りません。

弱冷房除湿は冷房と消費電力に大きな差がない場合があります。一方、再熱除湿は冷やした空気を温め直すため、冷房より電気代が高くなることがあります。

自宅のエアコンがどの除湿方式を採用しているか、取扱説明書で確認してみましょう。

Q. 真夏は冷房と除湿のどちらを使えばよいですか?

室温が高く、まず部屋を涼しくしたいときは冷房が分かりやすいでしょう。

気温はそれほど高くないものの、湿気や床のベタつきが気になるときは除湿が向いています。

Q. 冷房でも湿度は下がりますか?

冷房でも、空気を冷やす過程で水分が取り除かれるため、湿度はある程度下がります。

そのため、真夏に室温と湿度の両方が高い場合は、まず冷房を使う方法もあります。

Q. ecoモードが一番電気代を節約できますか?

ecoモードの制御方法は、メーカーや機種によって異なります。

使用状況によって省エネ効果も変わるため、ecoという名前だけで必ず最も安くなるとは言い切れません。

自宅のエアコンでどのような制御が行われるのか、取扱説明書を確認することが大切です。


まとめ|どちらが安いかより、状況に合わせて使い分ける

正直なところ、今年の夏もリモコンを持ったまま迷う日はあると思います。

それでも以前よりは、

「今日は室温が高いから冷房」

「今日は気温より湿度が気になるから除湿」

「どちらか迷うから自動運転」

と考えられるようになりました。

冷房と除湿の電気代は、どちらが必ず安いとは言い切れません。

除湿方式やエアコンの機種、外気温、室温、設定温度、部屋の広さ、住宅の断熱性などによって変わるからです。

一つの答えを探し続けるよりも、その日の暑さや湿度、そして一緒に暮らす家族やペットの様子に合わせて使い分けることが大切です。

私自身、「除湿なら必ず安い」という思い込みがなくなっただけでも、以前より納得してエアコンを使えるようになりました。

小さなことですが、自分なりの判断基準ができたことで、毎回リモコンの前で悩む時間も少し短くなりそうです。

あわせて読みたい

エアコンの使い方と一緒に見直したいのが、夏の部屋干しや室内の湿気対策です。

我が家では、洗濯物を室内に干すとき、エアコンの除湿と扇風機を組み合わせています。

エアコンを使った部屋干しの方法については、こちらの記事でも紹介しています。

▶ 突然の雨でも慌てない。夏の部屋干しが我が家の定番になった理由



参考にした公式情報

・ダイキン工業「冷房と除湿はどうちがう?」
・ダイキン工業「エアコンの電気代を節約する方法」
・パナソニック「冷房と除湿(ドライ)の電気代はどちらが安い?」
・パナソニック「冷房と除湿の違い」
・日立「ecoこれっきりボタンの機能について」

このブログの人気の投稿

【副業と住民税】会社にバレると言われる理由とは?仕組みを分かりやすく解説

エアコンをつけても暑くて起きる…熱帯夜に朝まで眠るために我が家がやめたこと

夏になると毎年買ってしまう!私のお気に入り炭酸飲料「ドデカミン」

セリアのシリコン製ウェットティッシュケースが便利!実際に使ってよかった100円アイテム

【源泉所得税とは?】初心者にも分かりやすく解説|7月10日の納付期限と納期の特例について

暑くて眠れない夜に本当に役立った!熱帯夜対策におすすめの冷感グッズ7選

夏は麦茶が欠かせない!我が家が箱買いを続けている理由

【成田観光】旅行の最後にもおすすめ!イオンモール成田を地元民が紹介

洗濯洗剤はどれが使いやすい?粉・液体・ジェルボールを使って感じた違い

【2026年版】一度は行ってみたい日本の夏祭りランキングTOP10|開催日・場所・来場者数・予約情報まとめ